【通信】波乱相場の今、ディフェンシブ銘柄を検討する

投資先
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コロナやウクライナ問題に関連する資源高騰など、波乱相場だからこそディフェンシブ銘柄を見直します。

通信/日用品・小売/医薬品/運輸/電力・ガス/食品・飲料」セクターの中で今回は通信を見ていきます。

(断りが無い限り5/5時点のデータです)

NTT(9432)

基礎データ

株価3836円
PER12.41倍
PBR1.73倍
配当利回り2.98%
年初価格3193円
年初からの
上昇率
20.1%

株価チャート(10年)

SBI証券より引用

株価チャート(1年)

SBI証券より引用

株価は絶好調。2022年だけでも20%上昇ですが、直近安値の2020年10月の2127円比だと80%超の上昇です。

直近はコロナ禍でのデジタル化需要を元にしたデータ通信事業セグメントが好調。5G等の設備投資や研究開発投資が重くなる見込みではありますが、逆に大手でないとそれだけの投資は難しいという環境でもあるので好調は続くのではないでしょうか。

現在の価格でも配当利回りは高く、投資冥利はある物の直近上がりすぎですが、長期保有で買い増し前提なら問題ないと思います。

KDDI(9433)

基礎データ

株価4324円
PER14.54倍
PBR1.97倍
配当利回り2.91%
年初価格3440円
年初からの
上昇率
25.7%

株価チャート(10年)

SBI証券より引用

株価チャート(1年)

SBI証券より引用

NTT同様に好調なのがKDDI。2022年度だけであればNTTより上昇率が高いです。2020年9月の2604円比ですとからの上昇率67%。

au PAY経済圏の確立にも力を入れている印象で、楽天経済圏が最近悪化の一途であるためチャンスはありそうです。

投資判断としてはNTT同様、長期保有・買い増し前提なら問題ないかと思います。

ソフトバンク(9434)

基礎データ

株価1500円
PER14.12倍
PBR4.29倍
配当利回り5.72%
年初価格1455円
年初からの
上昇率
3.1%

株価チャート(5年)※10年データが無いため5年

SBI証券より引用

株価チャート(1年)

SBI証券より引用

NTT・KDDIと比べると株価は物足りない印象ですが、ソフトバンクは親会社の印象が強いため、そちらに引きずられている可能性はあります。

ヤフー・LINE事業は好調との事なので、こちらもKDDI同様にPayPay経済圏が出来てくると相乗効果で伸びてきそうです。

他2社と比較すると上昇率は見えない所が多いですが、配当額が高いため、そのあたりを意識しながらの判断になりそうです。

楽天グループ(4755)

基礎データ

株価874円
PER—倍
PBR1.26倍
配当利回り0.51%
年初価格1162円
年初からの
上昇率
-24.8%

株価チャート(10年)

SBI証券より引用

株価チャート(1年)

SBI証券より引用

楽天はまだ通信分野では参入から日が浅く、投資フェーズで赤字続きのため、直近株価は冴えないです。

楽天経済圏もポイントプログラム改悪が続いているため直近の印象は良いものがありません。

配当性向も低く、現時点では長期保有はどうかという印象です。

ただ、将来的にNTT・KDDI・ソフトバンクと肩を並べると見込むなら、下落中に仕込みたいと思いますので、投資検討を始めても良いかもしれません。

【参考】沖縄セルラー電話(9436)

基礎データ

株価4970円
PER12.7倍
PBR1.41倍
配当利回り3.3%
年初価格5130円
年初からの
上昇率
-3.2%

株価チャート(10年)

SBI証券より引用

株価チャート(1年)

SBI証券より引用

沖縄セルラーはKDDI傘下のため参考程度です。

2022年度データだけ見ると特に伸びてはいませんが、2020年度からの伸び率でいうと80%弱は上がっています。

KDDI同様に連続増配を続けており、KDDI同様に投資対象としては魅力的です。

まとめ

この記事ではディフェンシブ銘柄の通信セクターを取り上げました。

特にNTTやKDDIは順調そのもので、大分株価は上がってしまった物の指数的にはまだ悪くない水準です。

波乱相場の今、投資対象として検討されてはいかがでしょうか。

次回は日用品・小売セクターを見ていきたいと思います。

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