[年利0.98%(確定)]ソフトバンク発行の社債についてまとめました

投資先
スポンサーリンク

現在募集中の「ソフトバンク株式会社 第19回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」で気になる点をまとめてみました。
(SBI証券の募集ページはこちら)

基本情報

購入は2月24日(金)12:00から先着順です

今回は「ソフトバンクグループ(東証プライム:9984)」ではなく「ソフトバンク(東証プライム9434)」の債券です。

意外に思われるかもしれませんが、ソフトバンクが個人投資家向けに社債を発行するのは初になります。

確定前情報

SBI証券から引用

仮条件は0.65%~1.25%となっており、2/22(水)に確定します。

今回は「劣後特約」が付いていない普通社債になります。

中間値であれば0.95%と、通常の社債から見ると高利回りですが、最近ソフトバンクグループや楽天が3%前後の超高利回り債券を発行したため、若干インパクトが小さく見えます。

なお最低購入金額は10万円から、10万単位で増額可能と購入しやすくなっています。

確定情報

※条件確定しましたので情報を追記します(2/24)

0.98%となりました。確定前情報の中間値付近なので妥当なラインでしょうか。

中央値0.95%に対して若干の上乗せになっており、微妙にプラスされています。

検討のポイント

①ソフトバンク社の債券

9984:ソフトバンクグループと、9434:ソフトバンクの違いです。

9984:ソフトバンクグループ

9434ソフトバンクの親会社です。ソフトバンクは1000を超える子会社を持ち、それらを管理するのが主になりますが、その中でも影響が大きいのが「投資事業」や「ファンド事業」です。

桁違いの資金を元に投資を行う、実質的な投資会社の側面が大きいです。

近年発行する個人向け社債の調達額も3000-5000億と桁違いです。

9434:ソフトバンク

携帯電話のイメージが強いですが、YahooやLINE、PayPay、ZOZOなど名だたる企業を保有しています。

株の配当利回りは2023年2月現在、5%超えとなっており、高利回りです。

財務的にも非常に安定しており、今回の債券で調達する1200億円はAIや5Gの研究開発に充てるとの事です。

②劣後特約無し

説明:“社債は企業が破綻しないかぎり、満期までは一定の利子がつき、満期を迎えると、元本が払い戻しされますが、この破綻したときに弁済順位が低いのが「劣後債」です”
弁済順番としては、「普通社債 > 劣後債 > 優先出資証券 > 普通株式」なので、破綻した時に返ってくる確率が下がる代わりに、高金利になります。今回は普通社債なので前回までの劣後債と比較しても弁済順位は高くなります。

ソフトバンクグループの社債は劣後特約が付く事が多かったですが、今回は特に付いていない普通社債であり、安心度が高い物となっています。

②期間 ③第58回

期間5年で第19回となっています。個人向けは初なので比較対象はありません。

第19回(今回)
利率0.98%
利払日毎年 3/10、
9/10
払込期日2023/3/10
償還日2028/3/10
期間5年
発行額1,200億
募集対象個人
格付A+

キャンペーン

今回のソフトバンク債券売出しと同時にSBI証券ではキャンペーンを実施しています。

社債を申込期間中に購入した方の中から抽選で700名に現金10000円がプレゼントされます。

確率は低そうですがエントリーして損は無いため、購入予定の人は忘れずエントリーしましょう。

また、同時に「クイズに正解した先着2000名に現金100円プレゼント」も実施しています。

クイズは2/22(水)18時公開予定との事で、時間が合う方は狙ってみても良さそうです。

まとめ

この記事では「ソフトバンク株式会社 第19回無担保社債(社債間限定同順位特約付)」についてまとめてみました。

5年とある程度長期間ですが、0.98%(確定)の利率は円貨建債券の中では高いです。

ソフトバンクの破綻リスクを許容出来る方は検討対象になるのではないでしょうか。

直近のソフトバンクグループ関連の記事もありますので比較用に見てみて下さい。

[年利2.84%(確定)]ソフトバンク発行の社債についてまとめました(2022/12/1)

[年利2.48%(確定)]ソフトバンク発行の社債についてまとめました(2022/1/20)

ほぼ半値になったソフトバンクグループ[9984]は買いなのか(2021/12/19)

[年利2.40%(確定)]ソフトバンク発行の社債についてまとめました(2021/9/10)

タイトルとURLをコピーしました