確定申告の時期も近づいてきましたので、2021年の成績を改めてまとめ直しました。
確定した物のみで、保有中の物は計算外としています。
成績概要
投資分野別の収支です。
総収支 | +2,763,811 | |
株式売買 | +953,093 | 34.48% |
配当系 | +384,962 | 13.93% |
FX | +1,425,756 | 51.59% |
株式売買
2008年のリーマンショックから約10年+αが経過していることから、株価も上限に近づき落ち着き始めるかと考えていましたが、コロナ不況をリカバリするために世界的な金融緩和が継続、株価もまだ上昇傾向の年となりました。
手仕舞いする銘柄が増えた関係で株式売買系でプラスが増えましたが、積極的な買い増しもしづらく、現金保有率が増えています。
配当系
対照的に配当系、特に債券の購入比率を増やしていますが、まだまだ主たる収入源に出来る程の割合に育っていません。
ここは継続的に購入を進め、今後比率を上げて行きたいと思っています。
FX
大きく値が動いた時だけ売買する待ちのスタイルのため、年間収支は安定しませんが、今年は比較的分かりやすかった事もあり、割合的には最も高くなりました。
次からは個別に詳細化して見ていきます。
株式売買(まとめと展望)
日経平均株価の推移(2021年)
年間上昇率 | 5.62% | |
始値 | 01/04 | 27,258 |
終値 | 12/30 | 28,791 |
年初来高値 | 9/14 | 30,670 |
年初来安値 | 8/20 | 27,013 |
年間値幅 | 3,657 |
年初は2020年からの急騰の流れを引き継ぎ、またワクチン期待もあって30000円台もありました。
感染拡大と共にゆっくりと右肩下がりとなり、8/20には年初来安値を付ける物の、9月には首相交代による経済対策期待から反発、再度30000円台を付けました。
しかしその後も世界の感染拡大は続き、株価も下がりつつあるという状況で年末となりました。
年間を通してみると上昇している局面も多くある物の、その都度「そろそろ限界かな?」と感じながら配当期待の薄い物から売り進めて行きました。
ここから更に上昇し続けていくイメージは持てなかったので、手仕舞いに近い売り方が多く、その積み上げの金額であるため、翌年以降は収支は減少する見込みです。
配当系(まとめと展望)
総収支 | 384,962 | 100% |
国内株式配当 | 208,645 | 54.20% |
海外ETF配当 | 23,914 | 6.21% |
国内社債 | 106,500 | 27.67% |
国内REIT | 45,903 | 11.92% |
配当系収支の内訳は上の表の様になっています。
国内株式配当:
個別に長期保有する独自ポートフォリオからの配当です。国内株式の成長は大きく見込めないと考えています。
安定的・高配当の銘柄を中心に保有していますが、割安水準まで下がってこないとここから大きくは増えない想定です。
海外ETF配当:
海外債券を取りまとめた国内の投資信託やETFが無いため、直接海外債券ETFを購入しています。
当サイトでも紹介している米国総合債券であるAGGやBND、新興国債券であるVWOBなどを買い進めています。
コツコツ積み立て始めであり、総投資額が大きく無い事もあり収支としては小さい物ですが、今後はこのカテゴリへの投資を増やしていこうと考えています。
国内社債:
こちらは殆どソフトバンク社債が占めています。
国内では配当冥利のある債券が少ないため、自然と割合が増えてしまっています。
2021年は過去の借り換えタイミングでもあったため、複数回の募集がありましたが、例年は募集が無い年もあり、安定的な投資先としてカウントするのは難しいです。
今後も機会があれば少しづつ増やしていきたいですが、優先度は低めです。
国内REIT:
こちらは殆どヘルスケア&メディカル投資法人が占めています。
国内REITはコロナ影響もありホテル系・商業オフィス・住居系が選びにくく、それらを含む総合系も選びにくい状況です。
東証REIT指数は年初の1780pt程度から年末に2060pt程度まで上がっている物の、内部留保を取り崩して株主還元している銘柄が多い印象でした。
利回りは全体平均で3.5%程であり、値水準的には割高な印象で、もう少し下がってこないと手が出しにくいかなと思っています。
ただ値が下がってくれば高配当銘柄に変わるチャンスがある物も多く出てくると思いますので、今後先が見通せる様になったら買い増して行きたい所です。
FX(まとめと展望)
FXはUSD/JPYとAUD/JPYを中心に取引しています。
USD/JPYの推移(2021年)
年間上昇率 | 11.52% | |
始値 | 01/04 | 103.2 |
終値 | 12/31 | 115.08 |
年初来高値 | 11/24 | 115.42 |
年初来安値 | 1/5 | 102.71 |
年間値幅 | 12.71 |
年間を通して右肩上がりという年でした。
自身のFX投資スタイルは大きく落ちた所の戻りを狙うというスタイルのため、こういった展開だと中々タイミングが取れず、結果的に殆ど収支に貢献しませんでした。
アメリカの利上げが進めば円安方向かつスワップ期待も出来ますが、過去を見ても120円程度が限界な印象もあり、それを踏み越えてまだ上がるのか自信が持てない所です。
AUD/JPYの推移(2021年)
年間上昇率 | 5.08% | |
始値 | 01/04 | 79.50 |
終値 | 12/31 | 83.54 |
年初来高値 | 10/20 | 85.82 |
年初来安値 | 8/19 | 78.32 |
年間値幅 | 7.50 |
年間を通して比較的値動きは落ち着いていたかと思いますが、5月~10月頃に山谷があり、この期間に集中的に取引を行って収支を上げる事が出来ました。
中国との関係で値動きすることが多く、この時期は関係悪化が大きくニュースになりましたが、さすがに下がり過ぎな状況と見て取引を進めました。
現状スワップは殆ど付かず、利上げも暫く行われないと宣言されているため、大きな動きがなければ買いにくくなっており、暫くはまた様子見になりそうです。
まとめ
2021年は株式から債券・現金に資産をシフトし始めた年になりました。
債券系はまだ収支が上がってきていない物の、安定性には期待出来るので今後大きく増やしていく予定です。
株系は2022年以降下がってくると予想しており、割安水準まで下がってくれば高配当銘柄を中心に買い増ししたいと思います。
FXは現状のスタイルだと安定的な収支を上げるのが難しいため、確実性の高そうな時をひたすら待つのみですが、2022年はエントリーしにくそうな印象です。
2022年は積み立て銘柄への積み立ては継続しつつ、値が下がってくるのを待つ展開となりそうです。