この記事は私募社債に特化したShiiibo証券で実際に応募から購入した際の流れをまとめた物です。
Shiiibo証券の紹介は前々記事”社債専門のネット証券を紹介します“を、
Shiiibo証券で出来る事は、前記事”社債専門のネット証券を試してみました”を参照ください。
全体の流れ
ひとつずつ解説していきます。
1.社債に勧誘される
前回の記事で説明したように、予め希望する企業に希望条件を入力しておくと、企業が募集を開始する際に通知が届きます。
口座開設時に登録したメールアドレス宛に「社債申込判断のお願い(私募対象に選ばれました)」というメールが届きますし、また、ログインした際に上記画像の様なメッセージが表示され気づくことが出来ます。
実際に通知が来たのが3/11 16:30頃、申込み期限は3/17 15時頃となっていました。
条件入力期間は約1週間のようですので、希望の会社からの通知だった場合はなるべく早めに手続きしましょう。
2.申込みを判断する
申込み画面では「一口あたりの債券の金額」「利率」「満期までの期間」「利払いの頻度」「繰上償還請求権の有無」など基本情報が確認できます。
また、最低募集額や目標募集額も記載されています。
最低募集額:
全私募対象投資家からの申込み金額が最低募集額を超過した場合に発行される。
この金額に達していない場合は申し込んだとしても成立しない可能性があるということですね。
目標募集額:
企業側が設定している目標額。
この金額は上限値なのかどうかの記載はありませんでした。
大口投資される方が仮にいたとして、どこまで企業側が受け入れるかは不明です。
実際に申し込んだ案件では以下のような条件でした。
債券の金額:50万(1口)
利払い頻度:半年に一回
申込み期間:3/11~3/17 15:00
払込み期限:3/24 9:00
発行日:3/25
最低募集額:500万(10口)
目標募集額:2450万
勧誘は最大でも49人のはずなので、49人 * 50万円 = 2450万となり、目標募集額は勧誘した方が全員1口応募した場合を想定した金額が設定されているようでした。
3.自分への割当が決まり入金する
「申込金をお振込みください(募集決定通知)」というタイトルのメールが届きます。
3/17の17:01に届いたので締切後は即通知に近いですね。
企業側としては予め人は選んでいるので、あとは口数の調整だけということでしょうか。
申込み期限は3/24 9:00なので約1週間は猶予があります。
ここで割当口数が決まり、振込先口座の指定があります。
予め証券会社側に預け入れしておく必要が無いのでそれまで自由に資金が使えるというのは大きいメリットに感じました。
銀行振込みによる手数料が掛かるというデメリットもありますが、ネット銀行を使用していれば無料範囲内に抑える事は可能です。
振込完了後は「申込金の着金を確認しました」というメールが届くので、ちゃんと振込出来たか心配しなくても大丈夫です。
4.購入完了し社債を保有する
3/25 0:00には「社債購入が完了しました」というメールが届き、購入完了です。
Siiibo証券内の保有一覧では利払い予定日、利息、税金額を確認することが出来ます。
半年や1年のように利払い日が決まっているので、実際に受け取れる訳ではないのですが、現時点でどのくらいの利息が発生しているのか見れるのはユニークですね。
まとめ
この記事ではSiiibo証券の債券購入の流れをまとめました。
購入検討している人の参考になれば幸いです。
利払い発行のタイミングや、また動きがあれば記事にしたいと思います。