SBI-VTI誕生、新ファンド設定セミナーの速報!(楽天VTIとの比較あり)

投資先
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後ほどSBI証券の方で記事化されるとのことで、新ファンドはVOO、VTI、VYMの3種ありますが、最も気になったVTIだけ先にまとめて行きます。

基本情報

そもそもVTIとは?をまずおさらいします。

VTI
運用会社バンガード
投資地域アメリカ
設定日2001年6月1日
投資対象米国投資適格債券
保有銘柄数3791
信託報酬0.03%
直近平均利回り1.7%(※)
配当毎月
基準価額219.68

※(2020年1-12月総配当額を前年末株価で割った値)

S&P500はアメリカの大型株500社に投資することになりますが、VTIはそれに加えて小型株も対象にしています。つまりアメリカ全体に投資しているのと同じになります。

今までは「本家VTIをETFで買う」か「楽天VTIを投資信託で買う」という選択肢でしたが、今回「SBI-VTIを投資信託で買う」という選択肢が出来ました。

手数料は?

VTI、楽天VTI、SBI-VTIの簡単な比較表は次の通りです。

VTI
(ETF)
楽天VTI
(投資信託)
SBI-VTI
(投資信託)
購入手数料0円0円0円
売却時手数料約定代金の
0.495%
0円0円
運用管理費用
(信託報酬)
0.03%0.162%0.0938%
為替手数料2-25銭0円0円

ETFと投資信託の比較では、円で買えるかや為替の値、外税控除もあり、どちらが優位かというのは甲乙つけがたいです。しかし、投資信託同士でベンチマークとするインデックスも同じであれば、完全にコスト勝負となります。

その点、今回のSBI-VTIは楽天の0.162%の6割程度の手数料の0.0938%となっており、新規にVTIの投資信託を買いたい!となったらSBI-VTIの方が優位になります。

実質コストは?

投資信託の場合、見た目の手数料だけでなく、隠れコストが掛かります。例えば楽天VTIの場合は、実質コストは2.1%程度になるようです。見た目だけのコストではなく、大事なのは実質のコストですね。


今回のセミナーではここにも言及がありました。

・実質コストは今時点ではなんとも言えない
・例としてファンド規模50億として、ファンドは監査を受ける必要がある。この監査費用が60万で、%に直すと0.012%で上乗せとなる。
(これはつまり、もっと資金が集まれば実質コストを下げられると言いたいのだと思われる)
・しかし現時点でも最安なのは間違いない

信託報酬の初期設定が相当に低いので、始まりは多少実質コストが高めに出たとしても、最安であることは間違い無いと思います。

他、気になったQA

ここからは気になったQAをまとめていきます。

Q1:米国以外を対象とした商品の追加予定は?
A1:構想としてはあるが、経済の中心が米国なので暫くは米国。

Q2:VOO、VTI、VYM以外の追加予定は?
A2:BND(債券)のような株式以外も検討しているが、暫くは株式系の商品が中心。

Q3:本家VTIとSBI-VTIはどちらが良いか
A3:どちらとも言えない。

SBI-VTIの紹介なのだからSBI-VTIを推すのかなと思いましたが、SBIの方も同席していて気を使ったのか、どちらもメリットあると言うような言い方で、比較項目を判断して投資して下さい。との談でした。

ETFと投資信託の比較なので、良い点・悪い点はあり、偏りが無い様に回答していたと思います。
しかし、競合との商品比較表では「楽天」「eMAXIS」と比較しており(表記はA社・B社でしたが)、明らかに比較すると手数料安いよ!と暗にアピールしていました

本当に言いたいのは間違いなくこちらですね。

Q4:SBI専売なのか?
A4:専売

資金が集まらなければ、低い手数料でやっていくのも厳しいと言うことで償還もあり得ると思いますが、既にVOOで実績を積んでいますし、専売でも充分資金を集められると言うことなのでしょう。

Q5:iDeCo対象にならないのか?
A5:現時点では予定無し、確約出来ない

検討はすると言っていましたが、法令上35本しか設定出来ない所に、今34本のようなので後1本しか空きがありません。なのでどこまで本気かは微妙な所です。

Q6:信託報酬を更に下げる可能性あるか?
A6:はっきりとは言及無し

既に最安というのは強調していましたが、考えられるのは楽天VTIが手数料を下げてきた場合でしょうか。やはり最安かどうかというのは引きの強さが変わりますので、こだわっている感じは受けました。既に充分安いですが、楽天の動向はやはり気になります。

Q7:今までに集まっている金額は?
A7:21億

6/15から募集開始で、現在6/17なのでたった3日で21億集めた事になります。6/29の段階ではかなりの額が集まりそうです。

まとめ

現時点では楽天VTIを完全に上回っており、新規に始めるなら間違い無くSBI-VTIだと思います。

今後は楽天VTIも手数料を下げてくる可能性がありますので、動向は要注視です。

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