この記事では、家電量販店大手で、主に駅前周辺に大型店を展開するビックカメラの業績や株主優待制度についてまとめていきます。
基本情報
株価 | \1,103 |
売買単位 | 100 |
最低購入金額 | ¥110,300 |
PER | 19.02倍 |
PBR | 1.36倍 |
1株配当額 | ¥15 |
配当利回り | 1.36% |
優待利回り(※) | 4.53%~0.45% |
配当+優待利回り | 5.89%~1.81% |
※1年以上2年未満継続保有(株主名簿に連続3回以上5回未満記載)の株主には1枚、2年以上継続保有(連続5回以上記載)は2枚追加
優待利回りに差があるのは、持ち株数により貰える額が変動することと、長期保有でも更に追加で貰える額が変動するためです。(1)1年未満(2)1年以上2年未満(3)2年以上保有の3パターンで貰える額が変わるということですね。結局どうなの?となったので、次のようにまとめました。
最も利回りが高いのは100株保有時で、5.89%にもなります。
業績
2018年頃に上がっているのは、インバウンド需要が高まったタイミングです。
2021年現在は、コロナ影響もありインバウンド需要は期待出来ないですが、巣篭もり需要もあって、業績は悪くありません。購入がネットに移り、価格競争が厳しくなるなか、将来が期待出来る分野とは言えませんが、一方で店舗需要は確実にあります。
個人的おすすめ度
★★★★☆(2021年5月19日時点)
購入のしやすさ | ★★★★★ |
利回りの高さ | ★★★★★ |
業績(将来性) | ★★★☆☆ |
優待の利用しやすさ | ★★★★☆ |
購入のしやすさ:10万円前後と、初期投資額を抑えて購入出来ます。
利回りの高さ:優待まで含めてですが、5%超はかなりの高配当だと思います。
業績(将来性):直近はコロナ影響による売上減、しかし巣ごもり需要は増、の様にこの先の見通しが難しく、振れ幅は大きい様に感じます。
優待の利用しやすさ:
ビックカメラだけでなく、ソフマップ・コジマでも利用可能であり、どれか1つが近くにあれば使う事が出来ます。家電だけでなく、書籍や文具もあるので、利用範囲が広く、またネットでも利用する事が出来るので、有効期間内に使い切りやすいです。
総合して、移動範囲圏内に店舗がある方であればかなり魅力的ではないでしょうか。
優待情報
優待の注意点
・2月までに保有していた分は5月に、8月までに保有していた分は11月に優待券が届きます。
・有効期間は半年。5月に貰った物は11末まで。11月に貰った物は5末までです。
・ポイントで支払った分にポイントは付きません(例外あり。後述)
・ネットで利用出来ますが、ネット利用は結構手間が掛かります。一度支払った後に、決まった期間以内に優待券+優待券利用票を郵送すると、銀行振込でキャッシュバックされます。郵送代や書類の準備があるので、どうしてもという場合以外はおすすめ出来ません。公式で説明があるので、使われる方はこちらのページを見てみて下さい。
優待の使い方
次の4パターンがあり、上にあるほどおすすめです。
(1)店舗で使う
(2)金券ショップで換金する
(3)楽天ビックで使う
(4)ビックカメラ.comで使う
(1)は普通の使い方です。
(2)は使い切れない場合、または近くに店舗が無い場合です。利回りは下がりますが、使えないよりは現金化出来た方が良いです。
(3)ビックカメラは自社でもネットショップを持っていますが、楽天にも出店しています。楽天の場合は、商品合計金額に対してポイントが付くため、仮にポイントで全額支払ったとしてもポイントが付くことになります。また、優待利用時の換金額が額面全額になります。
(4)発生するポイント分が引かれるため、全額返金になりませんが、利用できるだけありがたいと言えます。返金の仕組みの詳細は公式のこちらのページを参照して下さい。
まとめ
この記事ではビックカメラの業績や優待情報をまとめました。
2021/5/19時点では、将来の業績予測が難しいこと、PER・RBRともに若干割高な水準で、必ず買いとまでは言い切れませんが、一方で安定感もあり、高い利回りがある事から、おすすめ出来る銘柄です。
気になった方はポートフォリオへの追加を検討してみて下さい。